イラク・北朝鮮の激動と日本の対応

第83回例会のご案内


 アジアの歴史・現実を正確に把握した上で、我が国とアジアの関わりを構築しようという目的で発足した日亜協会の重要な役割の1つは、マスコミなどで流布されているアジア観の歪みや一面的な理解を正し、まず事実を正確に把握する、理解を深めることにあると考えています。

 「情報社会」などという言葉が安易に飛び交い、インターネットを操れば忽ち世界の歴史・現状についての正しい情報が簡単に手にはいると信じて疑わない人々も少なくないようですが、ことはそれほど簡単ではありません。我々が正確な知識を欠いているアジアの国や地域は未だに少なくない。アメリカのイラク攻撃が行われれば直ちに激動する、重要な西アジアの国に、今回は目を向けたいと思います。

 イスラエルをアジアの一部と考えている日本人は少ないようです。「アジア」という言葉は元来アジアに住む人間が使った言葉ではなく、ヨーロッパ人がキリスト教国でない東方の地域を指したものですから、トルコ以東はアジアであり、この点からいえばイスラエルは紛れもなくアジアの国ですが、日本人には、岡倉天心のような一部の先覚者を除き、そういう感覚は欠けています。一神教を産み、キリスト教、イスラム教に多大の影響を与えたこの国の、建国以後の歴史を理解し、日本・イスラエル国交50年を期に、西アジア問題への関心を深めたいものです。  知友お誘いの上、多数ご参加下さい。


日時:平成15年2月15日(土)14:00〜17:00

会場:大阪リバーサイドホテル 都島区中野町5−12−30 電話:06−6928−3251

     JR環状線「桜宮」(大阪駅から二つ目)西口下車、徒歩2分

会費:千円  非会員二千円

講師:神藤 燿 日本イスラエル親善協会会長

演題:イラク・北朝鮮の激動と日本の対応


<講師紹介>

 昭和18年満州奉天生まれ。慶応義塾高校卒業後ペンシルバニア州スワスモア大学に留学。カリフォルニア大学バークレイ校物理化学博士課程修了。帰国して日立製作所中央研究所で物性の研究に従事。1976年イスラエルに留学しヘブライ語を習得、84年から銀座教文館ヘブライ語講座校長。キリスト聖書塾大阪キリストの幕屋主事、世界連邦日本宗教委員会委員。内村鑑三に始まる、日本の伝統に深く根ざしたキリスト教信仰を基軸として、歴史教科書問題などにおいても偏向した現代教育のあり方を深く憂慮し、活発な啓蒙・実践活動に従事して注目されている。イスラエルの歴史、宗教、文化についての理解の深さは尋常ではない。主な著作(共著)に、『現代ヘブライ語辞典』『ヘブライ語入門』『幕屋イスラエルソング』 などがある。