0 放射線への誤解を解く

放射線への誤解を解く


日亜協会 第240回例会 ご案内


 マスメディアに醸し出された反原発の心理はおそらく現代の社会病理学の問題であろうし,反原発がもたらす国力衰退は国際政治学の対象であろうが,反原発は何よりも放射線に対する科学的無知・偏見に由来する.そこで今回は,長年放射線医療に携り,東日本大震災以後一般向けにも,専門家の立場から放射線への誤解を解くべく活躍しておられる中村ひろのぶ仁信先生にお越し戴き,直接お話を伺うことにした.放射線に対する科学的理解をしっかり深めたい. 


日時:平成28年10月14日(金) 18時開場 18:20〜20:30(講演と質疑)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第4研修室


会費:千円 (非会員二千円),学生200円

 二次会:2階北西隅「北大(ほくだい)会館」 酒・軽食の出る懇親交流会 千円(非会員も同じ)


演題:放射線への誤解を解く


講師:中 村 仁 信 氏 (大阪大学名誉教授,彩都友紘会病院院長)


講師プロフィール

 昭和21年兵庫県生まれ,昭和46年大阪大学医学部卒業.国立大阪病院医師,大阪大学医学部講師(この間米国オレゴン大学医学部放射線科研究留学),同助教授を経て平成7年同教授,平成21年同名誉教授.同年より彩都友紘会病院・病院長,放射線医としてがん診療に従事.日本医学放射線学会専門医,同理事(平成19〜21年同会長),日本医学会幹事,日本IVR学会理事など役職多数.専門書『X戦・(造影)X戦検査のマネジメント』(医療ジャーナル社),『肝癌の低侵襲治療』(医学書院),『IVRの臨床と被爆防護』(医学科学社)等多数の他に,一般向けの著書として『低量放射線は怖くない』(遊タイム出版),『原発安全宣言』(渡部昇一との共著,遊タイム出版)など.最近の一般向け論攷として,『正論』4月号に「強制的避難は不要だった」を書かれたばかりである.