代替わりした北朝鮮と韓国の現状考察を踏まえ、半島がらみの国内諸問題への対応を検討する

日亜協会 第196回例会 ご案内


昨年は東アジア主要国・日中朝韓のトップが、選挙その他によってすべて交代するという大きな政治変動の年であった。これが近隣アジア情勢にいかなる変化をもたらすかについて、我々は注目し理解を深める必要がある。

今回はかつて日本共産党機関紙「赤旗」の記者として長い間活躍し、朝鮮語の高い能力を買われて平壌特派員も務めるという希有の体験を有する朝鮮問題の専門家を招くこととした。日本人妻問題、拉致問題、朝総連問題、朝鮮学校への教科書無償化・補助金問題などの諸問題に我々がいかに向かい合うかについて、日本政治のありかたに鋭い批判を展開してきた講師の見解を伺い、これら諸問題に関する根本的な理解を深めたい。

日時:平成25年2月14日(木)18:20〜20:30(18時開場)

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第3研修室

会費:千円(非会員二千円) 二次会(懇親交流会)は2階北西隅「北大会館」千円


演題 代替わりした北朝鮮と韓国の現状考察を踏まえ、半島がらみの国内諸問題への対応を検討する

講師 萩原遼 朝鮮問題専門家


<講師プロフィール>

1937年(昭和12年)高知県生まれ。大阪外大朝鮮語科卒業(1期生)。69年から20年間「赤旗」記者。その間72〜73年平壌特派員。高校同期の在日朝鮮人で60年に北朝鮮に渡って消息の絶えた友を探したことがスパイ容疑を受け国外追放処分となる。88年退職後に米国国立文書館所蔵の北朝鮮文書160万ページを3年がかりで精読し、労作『朝鮮戦争』(文藝春秋)などを著す。『北朝鮮に消えた友と私の物語』(文藝春秋)で大宅壮一賞を受賞。その後も北朝鮮問題分析の第一人者として多くの著書・訳書を刊行し、北朝鮮がらみの日本国内諸問題に的確な情報と判断を提供している。最近著に『北朝鮮・金王朝の真実』(祥伝社新書)