海図なき「覇権以後の世界」を考える

日亜協会 第188回例会 ご案内


 かつて多くの日本人が北朝鮮工作員によって拉致されてきたという事実が明らかになったとき、国会議員のなかにはそんなことは作り話であると否定する者がおり、外務省高官の中には、そんなことよりも国交正常化の方が重要だと公言して憚らない者がいた。小泉政権時に5人が帰国して以来、今に至るまでこの問題は全く解決に向かっていない。一体なぜなのか。どこに問題があるのか。問題の根本を見据えたい。


日時:平成24年7月20日(金)18:20〜20:30(18時開場)

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第4研修室

会費:千円(非会員二千円) 懇親交流会(千円)は2階北西隅「ほくだい北大会館」


講師:荒木和博 拓殖大学海外事情研究所教授 特定失踪者問題調査会代表

演題:金正日後の北朝鮮と日本:私たちに突きつけられたもの


<講師プロフィール>

 昭和31年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、民社党本部書記局に入局。全国青年部副部長を経て民社党解党に伴い退職。その後現代コリア研究所研究部長を経て拓大海外事情究所講師、助教授。「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」事務局長等を経て現職。他に予備役ブルーリボンの会代表、国家基本問題研究所評議員等を兼ねる。予備自衛官(1等陸曹)。 著書に『拉致救出運動の2000日』草思社 『拉致 異常な国家の本質』勉誠出版 『日本が拉致問題を解決できない本当の理由』草思社 『北朝鮮はなぜ崩壊しなかったのか』光人社など、北朝鮮と拉致問題に鋭利な分析を行った著書・論文多数。