辛亥革命は本当に革命だったのか。その実質を問う

日亜協会 第174回例会 ご案内


 最近の諸々の出来事によって、21世紀前半の日本外交にとって最も厄介な相手は中国であることがはっきりしてきた。基本的に重要なことは、この国の本質ないし基本的性格を歴史を踏まえて理解することであろう。今年は多くの日本人が馳せ参じて支援した辛亥革命が勃発して110年に当たる。我々がこれまで教えられてきた「近代中国革命」の実像を明らかにして中国の理解を深めたい。


日時:平成23年5月23日(月)18:20〜20:30(18時開場)

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第5研修室

電話06−6345−5000   FAX 06-6345-5019

会費:千円(非会員二千円)二次会(懇親交流会、千円)は2階北西隅「北大(ほくだい)会館」

講師 北村 稔 立命館大学教授 本会理事 

演題 辛亥革命は本当に革命だったのか。その実質を問う

    「革命」勃発100周年を迎えて


<講師プロフィール>

1948年京都府生まれ。京都大学文学部史学科(現代史)卒業、同大学院博士課程中退。三重大学助教授を経て立命館大学文学部教授。専攻は中国近現代史。法学博士(京都大学)。著書に『第一次国共合作の研究』(岩波書店1998)、『南京事件の探求』(文春新書2001)、『中国は社会主義で幸せになったのか』(PHP新書2005)、林思雲氏 との共著『日中戦争:戦争を望んだ中国 望まなかった日本』(PHP研究所2008)、訳書に『毛沢東の思想』(スチュアート・シュラム著、蒼蒼社1989)などがある。『南京事件の探求』は海外でも訳出された。新刊:櫻井よしこ 北村 稔編“中国はなぜ「軍拡」「膨張」「恫喝」をやめないのか”--その侵略的構造を解明する(文藝春秋社)。国家基本問題研究所特別研究員としても活躍し、戦後日本の中国観の歪みに警鐘を鳴らしている。