最近の中国経済の変化と展望


日亜協会 第134回例会のご案内


 平成20年は北京オリンピックの年である。中国経済の成長もオリンピックまでだ、もう少し延びても2年後の上海万博までだ、近く必ずバブル経済の崩壊があり、社会の大波乱が不可欠だという悲観論があるかと思えば、他方で、成長率は相変わらず10%台の高い数字を維持している。BRICs報告が示したように、今世紀前半で中国経済は米国を追い抜き、世界第一の経済大国に躍り出ることは確実だ。中国の未来は洋々たるものがあるという楽観論がある。さてさて実態はどうなのか。

 中国経済の動向は、今や日本やアジア経済の動向にも大きな影響を与える存在になった。現状を正しく認識し、その光と影の両面をキチンと把握する必要が、今ほど高まったことはないと言える。中国の動態を深く理解するために、今回は経済に焦点を合わせたい。


日時:平成20年1月22日(火)18:20〜20:30(18時開場)

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル 5階第1研修室

電話06−6345−5000   FAX 06-6345-5019

会費:千円    二次会(侃々諤々の交流会)は、同ビル二階北西隅「北大会館」

講師:伊藤正一 関西学院大学経済学部教授 産業研究所所長 日亜協会理事 

演題:最近の中国経済の変化と展望


<講師紹介> 

 昭和24年生まれ。京都大学経済学部卒。台湾への留学の後、ハワイ大学大学院でM.A.(経済学)取得、1982年にワシントン大学大学院Ph.D.(経済学)取得、その後大阪府立大学経済学部講師、同教授を経て、1999年より 関西学院大学経済学部教授、2000年京都大学博士(経済学)取得、2006年4月より関西学院大学産業研究所・所長、現在に至る。著作に、『現代中国の労働市場』(平成11年度沖永賞)、『CGE分析の応用―台湾及びフィリピン経済の場合―』(大阪府立大学経済研究叢書第72冊)、近編著には、『東アジアのビジネス・ダイナミックス』(御茶の水書房)、『現代の総合商社』(晃洋書房)がある。中国経済や中国における企業に関するテーマを中心に多数の論文。