揺れ動く朝鮮半島情勢

日亜協会 第127回例会のご案内


 社会科学の常識からすればとっくに崩壊してよいはずの国がある。ところがおっとどっこい、崩壊しないどころか核を道具になかなかの「外交力」を発揮し、怖くない日本は相変わらず無視し続け、怖いアメリカも、イラクでよたよたし出した足元を見透かして、手玉足玉にとっているように見える。朝鮮問題は我が国にとって対岸の火事ではあり得ないという歴史的・地政学的宿命を持つ。「ならず者国家」を抱えた朝鮮半島はどうなるのか。

 米国議会下院公聴会において「北朝鮮における外国人拉致について」の意見陳述をするなど、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」副会長として活躍されているだけでなく、長年朝鮮問題に取り組んでこられた講師から、いつまでも霧が晴れない半島の情勢分析を伺い、理解を深めることにしたい。

なお5月は新年度最初の会となるので、講演に先立ち、昨年度の会計報告、現状報告などを簡潔に行います。


日時:平成19年5月2日(水)18:20〜20:30(18時開場)

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル 5階第3研修室)

電話06−6345−5000  ・06-6345-5019

会費:千円  二次会(侃々諤々の交流会)は、同ビル二階北西隅「北大会館」

講師:島田洋一 福井県立大学教授 日亜協会理事

演題:揺れ動く朝鮮半島情勢


<講師紹介>

昭和32年、大阪府枚方市生まれ。55年京都大学法学部卒業、大学院博士課程を経て60年京都大学法学部助手、その後文部省教科書調査官(公民・政治分野担当)を経て大学に転じ、平成15年より福井県立大学教授。

講演と密接な関連のある最近の著書に『アメリカ・北朝鮮抗争史』(文春新書)、共著に『韓国・北朝鮮のウソを見破る』(文春新書)、『金正日に正しいメッセージを』(自由国民社)など。月刊誌『正論』・『諸君』・『明日への選択』・『現代コリア』などに外交問題に関する論文・対談などを多数掲載。


レジュメ 揺れ動く朝鮮半島情勢