東南アジアの優等生に何が起きたのか?タイ・クーデタの背景とその影響

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第121回例会のご案内


 国王を戴き、政治的に安定し、経済発展においても目覚ましい成果を上げてきたはずの東南アジアの優等生国家タイに、あっと意表を衝かれる事件が起きた。タクシン首相の海外出張中に起きた、軍のクーデタによる民主政権の転覆である。一体、どうしてこんなことが起きたのか。その結果タイはどうなるのか。その背景にある複雑な事情を正しく理解し、タイ政治の現状に理解を深めたいと思います。講師は大学卒業以来タイの歴史・政治分析に一貫して取り組んできたタイ政治研究の第一人者。ご期待ください。


日時:平成18年10月27日(金)18:20〜20:30(18時開場)

会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル 6階第2研修室)

電話:06−6345−5000   FAX 06-6345-5019

会費:千円  二次会(侃々諤々の討論・交流会)は、同ビル二階北西隅「北大会館」


講師:玉田芳夫 京都大学大学院教授 日亜協会理事

演題:東南アジアの優等生に何が起きたのか?
      タイ・クーデタの背景とその影響


<講師紹介>

1958年岐阜県生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。愛媛大学助教授、京都大学東南アジア研究センター助教授、同大学院アジア・アフリカ地域研究科助教授を経て、現在同教授。法学博士。タイ学会、東南アジア学会、アジア政経学会の理事を務める。 主な著作に、『民主化の虚像と実像』京都大学学術出版会、共編『民主化とナショナリズムの現地点』ミネルヴァ書房 など。雑誌論文「幻のタイ2006年総選挙」『アジ研ワールドトレンド』2006年7月、「タックシン政権の安定」『アジア・アフリカ地域研究』2005年4/2号などは、わかりやすくタイ政治の現状を分析している。