アジアのエネルギー問題:日本と中国の対立は不可避か

第118回例会のご案内


 冷戦崩壊によって世界は平和になると期待されたが、純ちゃんのせりふではないが、国はいろいろ、民族もいろいろ、浜の真砂は尽きるとも、地域紛争の種は尽きず、というところである。憲法の掲げている平和主義を守っておれば四海波平らかになると信じている、善良でお人好しの多い日本国民の期待する方向には、この世はなかなか向かってくれていないようだ。 どこかの国が経済発展することは良いことであると一般に考えられているが、これまた 事はそれほど単純ではない。環境破壊、地球汚染の問題はしばらく横に置くとしても、新たに浮上しつつある大きな難問の一つに、経済発展に成功し文明生活を享受するのに不可欠であると考えられている、エネルギー資源の確保をめぐる争いがある。 高度成長中の中国とインドという人口大国を抱えているアジアのエネルギー問題は、我々にとって楽観できない問題をはらんでいる。今回はこの問題を考えたい。


日時:平成18年6月16日(金)18:20〜20:30 (18時開場)

会場: 大阪市立 総合生涯学習センター  大阪駅前第2ビル6階 第2研修室

     電話:06-6345-5000 FAX:6345−5019

会費:千円  非会員二千円(入会すれば直ちに会員扱い、会費無料)

   二次会は、同ビル2階北西隅「北大会館」 千円+α

講師:中津孝司 大阪商業大学総合経営学部教授

演題:アジアのエネルギー問題:日本と中国の対立は不可避か


<講師紹介>

1961年 大阪生まれ。84年大阪外大ロシア語学科卒業。その後金沢大学大学院経済学研究科修士課程を終了してユーゴスラビア・プリシュチーナ大学に留学。帰国後神戸大学大学院経済学研究科博士課程で単位取得。経済学博士(大阪学院大学)。国際経済に幅広い関心を持ち、とくにエネルギー問題に詳しい。 演題に関連のある主要著書に、『エネルギー資源争奪戦の深層』創成社、『クレムリンのエネルギー資源戦略』同文舘、『世界情勢を読む』創成社新書、など。