東アジア情勢と日本外交の行方


日亜協会 第215回例会 ご案内


1972年米中の接近を見て取った日本外交は、米国よりも早く共産中国との国交樹立を行い「子々孫々の友好」を高々と謳い挙げた。日台公式関係の断絶という対価を払いながらも、東アジア情勢は大きく安定化に向かうと期待された。日本は資金と技術を潤沢に提供して、この遅れた大国が平和な国際社会の一員として成長を遂げることを期待し、その経済回復と発展を支援した。 ところが90年代に入ると中国の対日観は変わり始めた。新世紀に入ると日中関係のギクシャクが様々な点で目立つようになった。習近平政権は、それを更に加速させるような挑発的政策を採りつつあるように見える。21世紀の日本を担うべき若い国会議員は、このような情勢の変化をどのように見ているのであろうか。


日時:平成26年9月26日(金)18:20〜20:30(18時開場)


会場:大阪市立総合学習センター(大阪駅前第2ビル) 5階 第4研修室

会費:千円(非会員二千円) 二次会・懇親交流会(千円)は2階北西隅「北大(ほくだい)会館」


演題:東アジア情勢と日本外交の行方


講師:村上政俊 衆議院議員


講師プロフィール

昭和58年生まれ。平成14年灘高校を卒業して東大入学。19年法学部卒業。翌年外務省に入省。総合外交政策局で重要外交政策の総括を担当、その後安全保障政策課、国際法局経済条約課等を経て22年より在香港総領事館、在中国大使館に勤務。この間平成23年から1年半、北京大学国際関係学院、ロンドンスクール・オブ・エコノミクスなどに在籍して国際関係の研究に励み、在英国大使館に勤務したが、24年11月外務省を退職。日本維新の会大阪第4選挙区支部長となり12月の選挙で衆議院選挙に当選した若手のホープである。